各モードの設定が終わったら、さぁQSO!!と先走りたくなりますがその前にもう一度チェックしませんか?
実際、EchoLinkはセットアップが終わったからと言って、すぐに運用するには少々問題があります。
このページではその「少々問題」となる点を洗い出ししていきたいと思います。


実際にQSOするのに一番問題となるのが変調度。
過変調であったり、変調がものすごく浅かったりと、自分では意外と気がつきにくい点があります。
では、どうやって確かめるのか?
それにはEchoLinkのTest Serverへ繋ぎます。
Test Serverへ繋げるには、ツールバーから「Station」→「Connect Test Server」で繋がります。(下図参照)

Test Serverに繋がると、男の人の声で「Welcome to Echolink Test Server…」と言ってきます。この段階で音が小さければPCのボリュームを上げておきましょう。
そして変調の調整の仕方ですが、シングルモード及びシスオぺ(リンク)モードどちらとも基本は一緒です。
「本日は晴天なり」等、喋って下さい。するとEcholinkに音声バーが出てきます。
このバーに注目しながら、変調の調整を行います。
目安となるのはピークレベルでバーが青から黄色が少し出るぐらいに調整します。
黄色のバーが出過ぎる(或いは出っぱなし)と過変調になりやすいので注意して下さい。
(もちろん、PCや無線機によって差はあると思いますので、各自で確認しながら調整して下さい)
Test Serverに繋いでる間は、自分の声が「オウム返し」で聞こえてきます。
回線によっては、自分の声が返ってくるまで多少の時間が掛かる時がありますが、異常ではありません。
この「オウム返し」を聞いて、さらに変調の度合いを調整してみて下さい。

参考
シングルモードの場合はPCの録音側で調整、シスオぺ(リンク)モードではPCの録音側及び無線機のAFボリュームで調整。
シスオぺ(リンク)モードの場合、PC側の録音ボリュームを低めに設定し、無線機のAFボリュームで調整した方がノイズが低減しやすいようです。
但し、無線機やPCの相性によってまちまちですので、各自で確認するようにして下さい。
Echolinkで、PC側のボリューム調整のプロパティ画面が簡単に出せます。
ツールバーから「Toll」→「Adjust Volume」→「Play Back…」=PCから出る音の調整。
ツールバーから「Toll」→「Adjust Volume」→「Recording… 」=PCへの入力する音の調整。
(PCによってはエラーになる時があるので、その時はWindowsのコントロールパネル等から調整して下さい)


かすかに見える黄色のバー。この黄色のバーが真ん中辺りになるように(ピーク時)調整してみて下さい。

詳しい解説はローカル局でもある(ローカル局と言うよりフレンド局?)JH1UKF局のサイトに書いてありますので、そちらも参照してみて下さい。